世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が11月7日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、10月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(184銘柄)の金保有残高は前月末比36.61トン減少の3245.26トンと、5ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年3月(3177.57トン)以来の低水準となりました。

地域別で見てみると、最も減少した地域は北米で同27.52トン減少。5ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2020年3月(1565.83トン)以来の低水準となっております。欧州も同11.33トン減少となり、7ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年2月(1386.58トン)以来の低水準。

一方で、アジアは同1.27トン増加となり、8ヶ月連続で増加。月末の残高としては2021年12月(140.02トン)以来の高水準となっております。また、その地地域は同0.97トン増加しました。

銘柄別では、最も増加したのは「Invesco Physical Gold GBP Hedged ETC(英国)」で同9.78トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同14.13トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2023年9月末

2023年10月末

前月末比

北米

1648.39トン 1620.87トン

27.52トン減

欧州

1442.86トン 1431.52トン

11.33トン減

アジア

132.68トン 133.95トン

1.27トン増

その他地域

57.95トン 58.92トン

0.97トン増

世界合計

3281.87トン 3245.26トン

36.61トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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