OECD加盟国の産油量

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石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は、11月26日に予定していた閣僚級会合を11月30日に延期しております。会合では減産について協議する見通しでしたが、生産水準や減産の可能性を巡り合意が難航している模様。会合延期はアフリカ諸国絡みだとみられております。「OPECプラス」は6月の前回会合後、アンゴラ、ナイジェリア、コンゴの来年の生産枠について、外部アナリストによる見直しを条件とすると説明しておりました。

なお、ロイター通信によると、石油取引などを手掛ける英金融オニキス・キャピタル・グループは、石油輸出国機構(OPEC)経済委員会に対して実施したプレゼンテーションで、「今年の大半は市場心理がまちまちだったが、年末に向けて全体的な心理が弱気にシフトしている」との見方を示した模様。

また、ブレント原油がここ最近で2度の急落に見舞われたと解説。1度目は9月27日から10月2日で、米ガソリン安や投機筋による売りが下げを主導。11月に入ってからの2度目の急落で、地合いは「中立的から弱気」に移行したとしております。

経済委は年2回、OPEC閣僚会合前に集まり、市場や経済の状況を検討。経済委は意思決定機能を持たないものの、検討結果はOPEC閣僚らが生産方針を決める際に重要な材料となっております。

 

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