世界の金準備

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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、発表したレポートによると、10月の公的機関の金準備は前月比6.14トン増加の35827.50トンと、3ヶ月連続で増加となりました。

10月のドル建て金平均価格は1921.6ドルで、前月とほぼ変わらず。ただ、高値で2019.7ドルを付けるなど、月半ばから2000ドル超えを試す動きが続いたため、買い控える動きも出た様です。

なお、公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は8ヶ国、減少させた国は4ヶ国。最も増加した国は引き続き中国(+23.0トン)、最も減少した国はウズベキスタン(-10.6トン)でした。

国別にみると、中国は同23.0トン増加。12ヶ月連続で増加となっております。トルコも同18.5トン増と、5ヶ月連続で増加。増加幅は2月(22.5トン)以来の大きさとなりました。

東欧では、チェコは同1.3トン増と8ヶ月連続で増加。ポーランドは同6.2トン増加と、7ヶ月連続で増加。今年に入り、合計111.3トン増加しております。

中東では、カタールは同1.1トン増、エジプトが同0.1トン増となり、それぞれ2ヶ月連続で増加。UAEは変わらずでした。

東南アジアでは、フィリピンは同0.8トン増と、18ヶ月連続で増加。シンガポールは変わらず。他、キルギスが同1.1トン増加となっております。

一方で、インドは3.1トン減少となり、6ヶ月ぶりに減少に転じております。ウズベキスタンも同10.6トン減と、3ヶ月ぶりに減少。カザフスタンは同1.6トン減と、2ヶ月連続で減少。また、パプア・ニューギニアが0.6トン減となっております。

 

中東諸国の金準備

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東南アジア諸国の金準備

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東欧諸国の金準備

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