日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比455.45円安の32775.82円で終了となり、3営業日続落。11月14日以来、14営業日ぶりに節目の33000円を割り込んで終了しております。引き続き円高基調が続いていることに加えて、昨晩の米ハイテク株安が嫌気されて、値がさの半導体関連株を中心に売られる展開となりました。経営再建中の不動産大手、中国恒大集団に対する法的整理の判断が先送りとなり、中国の不動産市況の悪化が長引くとの思惑が拡がったことも市場心理を悪化させた模様。一時32726.68円まで下げる場面も見られております。
そのため、11月14、15日の間に空けたギャップ(窓)を埋めておりますが、テクニカル的にMACDがデッド・クロスとなり、下げ基調が強まる中、本日は25日平均線を約1ヶ月ぶりに割り込んで終了。
このまま33000円台に戻せずに、10月30日の安値30538.29円から11月20日の高値33853.46円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準32587.07円を下回る様ですと、75日・90日平均線辺りまで下げて来そうです。下げの勢いがある様ですと、短期的に半値押し水準32195.88円辺りまで下げることも想定されます。
安倍政権以降、政治の安定が海外投資家の日本株買いの理由の一つとなっておりましたが、自民党5派閥の政治資金パーティー収入問題に端を発する国政の不透明感が高まり、「政治リスク」が意識され始める中、海外投資家の買いが続くか注目されます。
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