中国主要経済指標
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中国国家統計局が12月15日に発表した11月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比10.1%増と、伸び率は前月(7.6%増)を上回り、4ヶ月連続で加速しております。全体の1割を占める飲食店収入が25.8%増加。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ前年(5.9%減)の反動増の側面が大きいと見られております。
11月中国工業生産は前年同月比6.6%増と、前月(4.6%増)から加速。引き続き、自動車がけん引した模様。自動車は前年同月比23.6%増となっております。
幅広い投資動向を示す2023年1-11月期中国都市部固定資産投資は前年同期比2.9%増と、1-10月期(2.9%増)と変わらず。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は5.8%増(1-10月期は5.9%増)、収益回復が遅れている民間の固定資産投資の伸びは0.5%減(1-10月期は0.6%減)でした。
また、関連産業を含めてGDPの約3割を不動産が占めているが、不動産販売額は9.4%減と、1-10月期(9.3%減)からマイナスが拡大しております。販売不振の長期化で住宅の在庫水準は高止まりし、不動産会社が新たな開発投資に及び腰になっている様です。11月中国都市部失業率は5.0%で、前月と変わらずでした。
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