四半期別 中国GDP

↓クリックすると拡大します↓

 

中国国営中央テレビによると、共産党・政府は12月11、12日の両日に2024年の経済政策などについて話し合う「中央経済工作会議」を開催。

会議には習近平国家主席や李強首相が出席。「サプライチェーン(供給網)をより強靱にし、安全の水準を高める」ことを確認。家計や企業の将来見通しを改善するため、積極財政を強化し、緩和的な金融政策は経済動向に応じて柔軟性を高める方針も確認した模様。

また、経済や社会の安定を揺るがしかねない不動産、地方債務、中小金融機関の3大リスクに対し「一体的に対応し取り除く」としております。長引く販売不振で経営不安が続く不動産企業については、「国有企業か民間企業かを問わず合理的な資金需要を満たす」と強調し、危機を封じ込める姿勢を鮮明にしました。

2024年の成長率目標については、来年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で公表される見通し。市場では今年同様「5%前後」になるとの見方が出ております。中央経済工作会議は毎年12月頃に開かれ、党や政府の指導者が翌年の成長率目標などを話し合う重要会議。

なお、中国自動車工業協会は12月11日に、2024年の中国新車販売台数が前年比3%増の約3100万台になるとの見通しを示しました。伸び率は2023年の推定11.7%からの減速する見込み。電気自動車(EV)などの「新エネルギー車(NEV)」の販売台数も、20%増に減速すると予測しております(2023年は推定で36.5%増)。

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。