米国のコーン需要量

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米環境保護局(EPA)は12月18日に、州からの要請を受けて、バイデン米政権に対して、中西部の特定の州でのE15ガソリン(エタノール含有率15%)の販売拡大を許可する規則を承認するよう文書で要請した模様。

一方で、石油業界はバイデン米政権に対して、一部の州でE15ガソリンの使用を許可すれば、供給網に問題が生じ、ガソリン価格も上昇すると警告しており、要請が承認されるかは不透明な情勢。

EPAは3月に、イリノイ、アイオワ、ミネソタ、ミズーリ、ネブラスカ、オハイオ、サウスダコタ、ウィスコンシン各州で、年間を通じE15ガソリンを販売出来る様に提案しておりました。今回出した要請文書では、全州での規則導入時期を2024年4月28日にすることなどが盛り込まれており、政権に最終検討を求めております。

代替燃料となる米国産エタノールはコーン由来が最も多く、ガソリンに比べ割安となっております。燃料への混合率を上げることで全体的な供給量が拡大し、価格引き下げも可能。だだ、米政府はスモッグなど環境面での懸念から、夏季のE15ガソリン販売を制限しております。

 

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