OPEC加盟国の原油生産量

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アフリカの産油国アンゴラのアゼベド鉱物資源・石油・ガス相は12月21日に、石油輸出国機構(OPEC)からの離脱を表明しました。同国は減産を続けるOPECの姿勢に不満を示しており、国営テレビで「OPECの役割は適切ではない。国益にならないため、脱退を決定した」と述べております。

OPEC加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は、サウジアラビア主導で原油価格下支えを目的とした協調減産を継続。11月の閣僚級会合では、アンゴラの来年の生産目標を日量111万バレルに引き下げました。ただ、増産を求めていたアンゴラは決定に納得せず、OPECに正式に抗議する文書を送付しておりました。

アンゴラが脱退すればOPECの加盟国は12ヶ国となります。アンゴラの原油生産量はサウジアラビアなどの主要産油国に比べると小さいものの、同国のOPEC脱退表明でOPECの結束に亀裂が生じるとの見方が出ております。なお、近年では、OPECからカタールが2019年、エクアドルが2020年に脱退しております。

 

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