FRBの過去の利上げ推移

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FRBは、1月3日に、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(昨年12月12、13日開催分)を公表。FOMC参加者すべてが政策金利が今回利上げ局面の「ピーク近辺」にあるとの見解で一致。ほぼすべての参加者が「2024年末までの利下げが適切」と予想していることが明らかとなりました。数人は「政策金利を据え置く期間は今の想定より長くなるかもしれない」と述べた模様。

参加者は、利下げを始めた後も「物価が(2%の)目標に向かい続けると明確になるまでは金融引き締めを続ける」という点でおおむね一致した様です。

パウエル議長は昨年12月のFOMC声明公表後の記者会見で、利下げの議論を開始したと発言しておりましたが、実際には参加者がそれぞれの金利見通しを示した程度だった模様。

また、テーパリング(量的緩和縮小)についても話しあわれた模様。一部参加者は、縮小ペースの鈍化を決める「技術的な要因」に関し、議論を始めることが妥当と主張した様です。

なお、CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(1月3日時点)によると、利下げの時期に関して、1月は8.8%、同3月は72.6%、同5月は95.6%、同6月は100%となっており、年前半にFRBが利下げに踏み切るとの見方が依然多くなっております。

 

 

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