中国の金準備
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中国人民銀行(中央銀行)が1月7日に発表した昨年12月末時点の外貨準備高は、前月比662億ドル増加の3兆2380億ドルと、2ヶ月連続で増加となりました。中国国家外貨管理局によると、前月に引き続き、ドル安でドル換算の評価額が上振れし、債券など保有する金融資産が総じて値上がりした模様。
外貨準備のうち、金の保有量は2235.41トンと、前月末から9.02トン増加。昨年11月以来、増加は14ヶ月連続。合計287.09トン積み増しております。ただ、積み増し幅は4月(8.09トン)以来7ヶ月ぶりの低水準に留まり、前月(11.82トン)も下回っております。なお、2023年累計では前年末比224.8トン増加。
人民銀行が2018年12月〜2019年9月まで10ヶ月連続で金を積み増した際は、合計105.7トン、月平均10.6トンのペースで積み増したが、今回はここまで月平均20.5トンのペースで積み増しており、積み増しのピッチが速くなっております。
中国の米国債保有額
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なお、米財務省によると、中国が保有する米国債は昨年10月時点で前月比85億ドル減の7696億ドルと、7ヶ月連続で減少。2009年4月(7635億ドル)以来の低水準となっております。米中対立が再燃する中、中国は外貨準備で抱えるドル建て資産を減らす動きが続いております。
中国の外貨準備
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