日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比29.38円安の3万6517.57円で終了となり、3営業日ぶりに反落。米国市場のハイテク株高の流れを引き継ぎ、国内市場も半導体関連株を中心に買い進められる展開。日銀が金融政策決定会合で現行の金融緩和策の維持を決定したことを受けて、円安基調が強まったことが好感されて、一時36984.51円まで買い進められる場面も見られております。ただ、3万7000円台の大台にわずかに届かず。33年11ヶ月ぶり高値圏で推移する中、最近の急ピッチな上昇に対する警戒感が強まり、買い方の利喰い売りに押された様で、長い上ひげを引いて終了しております。
なお、トヨタ自動車の株式時価総額が終値ベースで48兆7981億円に拡大し、NTT株がバブル期の1987年につけた記録を上回り日本企業の歴代最大を更新しております。
注目された日銀の植田総裁の記者会見ですが、植田総裁は「(賃金と物価の好循環が強まっていく)確度は引き続き少しずつ高まっている」と述べております。次回3月会合での政策変更の可能性については、その時点のデータを元に「丁寧に判断していく姿勢に変わりはない」と述べ、言質を与えず。3月までに「ある程度の情報は得られる」としつつも、毎回の決定会合と同じように「適切に判断していく」としております。
また、市場で展望リポートを公表する会合で、日銀が政策修正に踏み切るとの見方が多くなっていることに対しては、「展望リポートがない回でも政策変更はあり得る」と述べております。
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