NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比19.7ドル安の901.6ドルで終了となり、反落。
引き続き狭いレンジで推移。1月25日に一時892.5ドルまで下げるなど、6営業日ぶりに節目の900ドルを割り込んだものの、実需を中心に買い拾われた様で、翌26日は急伸。翌27日も大幅続伸となり、940.6ドルまで買い進められるも、50日平均線のレジスタンス強く、950ドル台を回復することは出来ず。戻り売りの展開となっております。
先週開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けて、市場で3月の利下げ観測が後退する中、1月米雇用統計も市場予想を上回る好内容となったことを受けて、ドルが急伸。相対的にドル建て商品に割高感が生じる中で急落。899.2ドルまで下げる場面も見られております。
50日平均線のレジスタンスが意識される中、昨年12月28日の高値1016.0ドルから今年1月17日の安値883.2ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準933.9ドル付近では戻り売圧力が強い様です。
一方で、何度か書いている様に900ドル付近では南アフリカの生産コストが意識され易い上に、中国の買い付け期待も高まり易いことから、押し目が入り易くなっております。昨年11月10日を起点としたアップ・トレンドを割り込む様ですと、年初来安値883.2ドル割れを試すことも想定されますが、引き続き狭いレンジで推移しそうです。
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