世界の金ETFの金保有残高(月別)
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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が2月12日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、1月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(184銘柄)の金保有残高は前月末比51.03トン減少の3174.56トンと、8ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年2月(3024.61トン)以来の低水準となっております。
地域別で見てみると、増加した地域はアジアのみで同3.14トン増加。11ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては過去最高となりました。
一方で、最も減少した地域は北米で同36.20トン減少。3ヶ月ぶりに減少に転じ、月末の残高としては2020年3月(1565.83トン)以来の低水準となった。欧州も同17.53トン減少。10ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、前月に続いて2020年1月(1349.88トン)以来の低水準となっております。また、その他地域は同0.43トン減少。
銘柄別では、最も増加したのは「Amundi Physical Gold ETC(フランス)」で前月末比4.41トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Share(米国)」で同27.98トン減少。
世界の金ETF 地域別金保有量(月別)
2023年12月末 |
2024年1月末 |
前月末比 |
|
北米 |
1642.45トン | 1606.25トン |
36.20トン減 |
欧州 |
1385.52トン | 1367.99トン |
17.53トン減 |
アジア |
137.98トン | 141.12トン |
3.14トン増 |
その他地域 |
59.64トン | 59.20トン |
0.43トン減 |
世界合計 |
3225.59トン | 3174.56トン |
51.03トン減 |
※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成
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