日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比260.65円安の37703.32円で終了となり、3営業日ぶりに反落。1月米消費者物価指数の発表を受けて、昨晩の米株式市場で主要3指数が揃って大幅安となったことや、前日の大幅高を受けて、買い方の利喰い売りが出た様です。

ただ、円相場が150円台を回復し、一時150円台後半まで円安が進行。昨年11月中旬以来の円安水準となる場面も見られる中、輸出株を中心に買い拾う動きも見られた様で、年初からの上昇に乗り遅れていた投資家の買いが入り、株価を下支えた模様。

テクニカル的には、MACDはゴールデン・クロスを維持。25日平均線との上方乖離率も4.34%まで低下し、節目の5%を下回りました。相対力指数(RSI)も72%まで低下するなど、指数の調整が進んでおります。一方で、本日は「陽の陰はらみ線」型で終了。明日も続落となり、陰線で終わる様ですと、目先の天井が意識され始める可能性もありますが、日本株の相対的に底堅く、1989年末に付けた史上最高値38957.44円を意識した動きが続きそうです。

なお、円安が進行する中、財務省の神田財務官は、「最近の動きはかなり急速だ」と指摘し、「こういった急速な変動というものは経済にとって良くない」と発言。

為替介入について「必要があれば適切に対応する」と市場を牽制。ただ、足元の為替の動向を「ファンダメンタルズ(基礎的条件)に沿っている部分と、明らかに投機的な動きと両方ある」と述べるなど、市場ではやや歯切れが悪かったとの見方が多い様です。

 

 

 

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