主要金融機関が加盟する国際金融協会(IIF)は2月21日に、2023年の世界債務残高(公的と民間の合計)は313兆ドルと、過去最高を更新したと発表しました。このうち政府債務が最も増え、コロナ対応後も債務の膨張が加速している実態が浮き彫りとなっております。

IIFによると2023年10-12期の世界債務残高は前年同期比15兆ドル増加。米国やドイツ、フランスなど先進国の増加が主因。IIFは2024年に入ってからも、金利上昇に伴う利払い増などにも関わらず、主要国での強い経済指標を踏まえた投資家心理の改善を受けて、新興国の国際金融市場での起債が増えていると指摘しております。ただ、FRBの政策金利動向を巡って不透明感が漂っていると警戒。ドル建ての対外借り入れに依存する途上国にとっては今後、「資金調達条件が厳格化する可能性がある」と注意喚起しております。

 

 

 

 

 

 

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