中国主要経済指標
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中国国家統計局が発表した、百貨店やスーパーの売り上げ、インターネット販売を合計した2024年1-2月期中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同期比5.5%増と、伸び率は2023年通年(前年比7.2%増)を下回りました。「ゼロコロナ」政策を解除した反動増の要因が薄れた模様。
一方で、堅調な輸出を背景に中国工業生産は前年同期比7.0%増と、2023年通年(前年比4.6%増)を上回っております。
また、幅広い投資動向を示す2024年1-2月期中国都市部固定資産投資は前年同期比4.2%増と、2023年通年(前年比3.0%増)を上回りました。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は6.3%増(2023年通年は前年比5.9%増)、収益回復が遅れている民間の固定資産投資の伸びは0.4%増(2023年通年は前年比-0.4%減)。
関連産業を含めてGDPの約3割を不動産が占めておりますが、不動産販売額は9.0%減と、2023年通年(前年比9.6%減)を下回りました。政府は住宅購入に関する規制緩和などてこ入れを図っておりますが、不動産市場の冷え込みは続いたままで、景気回復の重荷となっております。なお、2月中国都市部失業率は5.3%で、昨年12月(5.1%)から0.2ポイント悪化しております。
中国の不動産投資
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中国の失業率
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