日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比191.32円安の39581.81円で終了となり、3営業日ぶりに反落。今晩に3月米消費者物価指数(CPI)の発表やFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(3月19、20日開催分)の公表を控える中、様子見ムードが強かった様です。

それに加えて、イラン革命防衛隊のアリレザ・タンシリ海軍司令官が、アラブ首長国連邦(UAE)国内でのイスラエルのプレゼンスをイランは脅威と見なしており、必要であればホルムズ海峡を閉鎖する可能性があると発言したことから、中東の「地政学リスク」が再び意識され始めた様です。

高値は39708.70円に留まり、前日の高値39773.13円を上抜くことが出来ず。前日に5営業日ぶりに上回った25日平均線を再び割り込んで終了しております。

再びMACDが下げ始める中、3月22日を起点としたダウン・トレンドが形成され始めております。Wトップ型も意識され始めているだけに、このまま40000円台に戻せない様ですと、戻り売り基調が強まる可能性もありそうです。

なお、日銀が発表した2023年度国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は119.9と、2年連続で過去最高を更新しております。エネルギーや原材料費の高騰を背景に価格転嫁の動きが強まり、前年度比2.3%上昇と、3年連続で前年度を上回っております。

同日に発表された3月分は120.7と、2ヶ月連続で単月の過去最高を記録。前年同月比では0.8%上昇と、伸び率は前月(0.7%上昇)から拡大しております。調査対象515品目のうち、399品目が上昇。飲食料品や輸送用機器などでコスト転嫁が続いております。

 

 

 

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