世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が5月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、4月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(190銘柄)の金保有残高は前月末比33.17トン減少の3079.46トンと、11ヶ月連続で減少。月末の残高としては、前月に続いて2020年2月(3024.61トン)以来の低水準となりました。

地域別で見てみると、最も増加した地域はアジアで同18.91トン増加。14ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては過去最高を更新しております。

北米は同1.12トン増と、2ヶ月連続で増加。世界最大の金ETFである「SPDR Gold Share(米国)」が2ヶ月連続で図増加したことが主因。

一方で、最も減少した地域は欧州で、同52.15トン減少。13ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2019年8月(1273.76トン)以来の低水準となっております。その他地域は同1.05トン減少。

銘柄別では、最も増加したのは「Bosera Gold Exchange Trade Open-End Fund ETF(中国)」で前月末比5.45トン増加。一方で、最も減少したのは「Invesco Physical Gold ETC(英国)」で同9.53トン減少。

 

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2024年3月末

2024年4月末

前月末比

北米

1574.27トン 1575.39トン

1.12トン増

欧州

1331.32トン 1279.17トン

-52.15トン減

アジア

147.84トン 166.74トン

18.91トン増

その他地域

59.20トン 58.15トン

1.05トン減

世界合計

3112.62トン 3079.46トン

33.17トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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