スウェーデンの政策金利
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スウェーデン国立銀行(中央銀行)は5月8日に、主要政策金利を0.25%引き下げて、3.75%にすることを決定しました。利下げは8年ぶり。
同中銀は声明で「インフレ見通しが維持されれば、下半期中にさらに2回引き下げる見込みだ」と表明。先進国の中銀で金融緩和に転じたのは、3月のスイス中銀に続き2例目。8回の利上げを経て、インフレ率はピーク時の10%超から改善し、同中銀が目標に掲げる2%に近づいております。
◆豪中銀、政策金利据え置き
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5月8日の理事会で、政策金利を4.35%で据え置くことを決定しました。据え置きは4会合連続。
ブロック総裁は記者会見で「インフレ収束の進み方は予想よりも遅い」と指摘。その上で「さらなる引き締めが必要になれば引き締める」と述べ、追加利上げを排除しない姿勢を示しております。
中銀はこれまで、インフレ率が目標水準の2~3%に戻る時期を単に「2025年」と予測しておりましたが、今回「2025年後半」に修正。今後の政策金利の上げ下げに関しては「何も排除も断定もしていない。データとリスク評価次第だ」との立場を強調しております。
◆ブラジル中銀、7会合連続連続で利下げ
ブラジル中央銀行は5月8日に、主要政策金利を0.25%引き下げて、10.50%にすることを決定しました。利下げは7会合連続。ただ、利下げ幅は前回会合までの0.50%から縮小。
同中銀は米国の利下げ時期に関する不確実性などを理由に、「金融政策の実行にあたり一段と用心深さが必要になった」と警戒感を示しております。また、「将来の金利変更の妥当性は、一定の期間でインフレ目標を達成するという確固たる決意によって決まる」と指摘。利下げが継続するかどうか不透明となっております。
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