米国産コーン需給

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◆コーン

米農務省(USDA)は5月10日に発表した5月需給報告で、新穀に当たる2024-2025年度の予測を初めて公表。米国産コーンの期末在庫は21億0200万ブッシェルと、前年度(20億2200万ブッシェル)比8000万ブッシェル増加すると予測。実現すれば2018-2019年度以来6年ぶり高水準となりますが、市場予想平均(22億8400万ブッシェル)は下回っております。

供給面では、前年度と比べて作付面積は460万エーカー、収穫面積は440万エーカー減少すると予測。ただ、イールドは181.0ブッシェルと、前年度(177.3ブッシェル)を上回ると見込んでおります。そのため、生産高は148億6000万ブッシェルと、過去最高だった前年度(153億4200万ブッシェル)比4億8200万ブッシェル減少する見込み。

需要面では、前年度と比べて飼料その他は5000万ブッシェル、輸出高は5000万ブッシェル、それぞれ増加すると予測。エタノール副産物は横ばいの見込み。

2024-2025年度世界コーンの期末在庫は3億1227万トンと、前年度(3億1308万トン)を下回ると予測。市場予想平均(3億1784万トン)も下回りました。

世界の生産高は12億1993万トンと、前年度(12億2809万トン)から減少すると予測。ブラジルの増加を見込んだ一方、ロシア、アルゼンチン、ウクライナでは減少する見通し。

なお、旧穀に当たる2023-2024年度の世界生産高は12億2809万トンと、前月見通し(12億2786万トン)から上方修正。ウクライナは3100万トンと、前月見通し(2950万トン)から引き上げられた一方で、ブラジルは1億2200万トン(前月見通しは1億2400万トン)、アルゼンチンは5300万トン(前月見通しは5500万トン)と、それぞれ前月見通しから下方修正しております。

◆大豆

2024-2025年度米国産大豆の期末在庫は4億4500万ブッシェルと、前年度(3億4000万ブッシェル)比1億0500万ブッシェル増加すると予測。市場予想平均(4億3100万ブッシェル)も上回りました。

供給面では、前年度と比べて作付面積は290万エーカー、収穫面積は320万エーカー増加すると予測。イールドは52.0ブッシェルと、前年度(50.6ブッシェル)を上回ると見込んでおります。そのため、生産高は44億5000万ブッシェルと、前年度(41億6500万ブッシェル)比2億8500万ブッシェル増加する見込み。

需要面では、前年度と比べて圧砕高は1億2500万ブッシェル、輸出高は1億2500万ブッシェル、それぞれ増加すると予測しております。

2024-2025年度米国産大豆の期末在庫は1億2850万トンと、前年度(1億1178万トン)を上回ると予測。市場予想平均(1億2087万トン)も上回りました。

世界生産高は4億2226万トンと、前年度(3億9695万トン)から増加と予測。ブラジルは1億6900万トン(前年度は1億5400万トン)、米国は1億2111万トン(前年度は1億1334万トン)、アルゼンチンは5100万トン(前年度は5000万トン)と、それぞれ増加すると見込んでおります。一方、中国は2070万トンと前年度(2084万トン)から減少する見込み。

なお、旧穀に当たる2023-2024年度の世界生産高は3億9695万トンと、前月見通し(3億9673万トン)からやや上方修正。アルゼンチンは5000万トンと、前月見通しで変わらず。ブラジルは1億5400万トンと、前月見通し(1億5500万トン)から引き下げられております。

 

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