ダウ工業株30種平均

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先週末のダウ工業株30種平均は前営業日比134.21ドル高の40003.59ドルで終了。一時40010.88ドルを付けるなど、史上最高値で終了。終値で初めて4万ドル台に乗せております。

先週末にも書いた様に、FOMC(米連邦公開市場委員会)をきっかけに、流れが一転。米労働市場の減速を示唆する内容となった4月米雇用統計に次いで、4月米消費者物価指数(CPI)は3ヶ月ぶりに鈍化し、インフレの鈍化を示す内容。また、4月米小売売上高は前月から横ばいにとどまり、市場予想(0.4%増)を下回りました。米経済指標の下振れが目立ち始め、FRBが年後半に利下げに動くとの見方が再度拡がり始める中、米経済が「ソフトランディング(軟着陸)」出来るとの観測が価格を押し上げている模様。

大台を達成したことで、目先は買い方の利喰い売りが先行する可能性もありますが、市場では2024年1-3月期の米主要企業決算は総じて堅調との見方が多い上に、テクニカル的にもMACDの上昇が続く中、押した場面では引き続き買い拾われることが想定されます。

なお、今週は5月22日に発表されるエヌビディアの決算に注目が集まりそうです。投資家を満足させるような結果となれば、米国株全体の牽引役になる可能性があります。

また、パウエルFRB議長がハト派な姿勢を示す一方で、根強いインフレへの警戒感からタカ派な姿勢を示すFRB高官は依然多いだけに、同じく5月22日に公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(4月30日、5月1日開催分)も注目されます。

 

 

 

 

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