日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比241.54円高の39583.08円で終了となり、反発。円相場が1986年12月以来約37年半ぶりの円安水準となる中、輸出関連株を中心に買われる展開となった様です。一時39783.70円まで買い進められる場面も見られております。
6月30日にフランス国民議会(下院)選挙の初回投票、7月4日に英総選挙を控える中、来週は「政治リスク」が意識される可能性がありそうです。ただ、テクニカル的には、前述の様にレンジを上放れた形となっているだけに、引き続き40000円台回復を試す動きが続くか注目されます。
なお、総務省が発表した6月東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が107.0と、前年同月比2.1%上昇。34ヶ月連続でプラスとなっております。電気代やガス代の値上がりで、伸び率は前月(1.9%上昇)を上回っております。
経済産業省が発表した4月鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は103.6と、前月比2.8%上昇しております。認証不正問題で工場の稼働を停止していたダイハツ工業が生産を再開したことから、2ヶ月ぶりに上昇に転じております。生産の基調判断は「一進一退ながら弱含んでいる」に据え置き。
また、政府は6月27日に公表した6月の月例経済報告で、景気の全体判断を「このところ足踏みも見られるが、緩やかに回復している」で据え置いております。据え置きは5ヶ月連続。
先行きについて「欧米における高い金利水準の継続」による影響に言及。金利差を背景とした外国為替市場での円安進行が念頭にあるとみられております。
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