NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比5.5ドル高の1001.9ドルで終了。2週連続で上昇しております。
6月14日から24日まで6営業日続伸。6月24日に6月6日以来の1000ドル台を回復。6月26日に一時1024.2ドルまで買い進められる場面も見られております。ただ、非鉄金属の上値の重さに加えて、四半期末を控える中で、買い方の利喰い売りに押された様で、翌27日は大幅反落となりましたが、28日は反発となり、再び1000ドル台を回復しております。
50日平均線を挟んだ揉み合いが続く中、一目均衡表の雲の下限がレジスタンスとして意識され始める様ですと、再度3月1日を起点としたアップ・トレンド辺りまで下げる可能性もありそうです。ただ、100日・200日平均線がサポート・ラインとして意識され始める中、引き続き安値は買い拾われることが想定されます。
仏メディアによると、6月30日に行われたフランス国民議会(下院、定数577)選挙の第1回投票で、移民排斥や自国第一主義を掲げる極右野党・国民連合(RN)が最多得票を確保する見通しとなりました。7月7日の決選投票で過半数(289議席)を取る可能性も指摘され始めております。また、7月4日には英総選挙が行われるため、引き続き欧州の「政治リスク」が意識されそうです。
また、6月中国製造業PMI(購買担当者景況指数)が、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を2ヶ月連続で下回るなど、中国の景気減速懸念が再度拡がる中、上値を追いづらい地合いですが、目先は1000ドル台を維持しつつ、5月20日の高値1105.0ドルから6月13日の安値945.7ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準1025.4ドルを上抜くことが出来るか注目されます。
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