日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
投資部門別売買動向はこちら
日経平均株価は前営業日比131.67円安の40780.70円で終了となり、続落。先週末の高値41100.13円を上回り、高値で41112.24円を付けて、最高値を更新する場面も見られたものの、急ピッチな上昇に対する警戒感が強まる中、高値を維持出来ず。今週は上場投資信託(ETF)の運用会社が配当に当たる分配金を捻出するために7月8日と10日に合計で1兆円強の売り需要が発生すると予想されており、需給悪化懸念から積極的に買う向きが少ないことも、上値を重くした模様。
ただ、テクニカル的にMACDの上昇が続く中、7月8日時点で相対力指数(RSI)は69%、25日平均線との上方乖離率は3.91%と、共に節目を下回って推移しているだけに、上値を探る動きが続くか注目されます。
なお、財務省が発表した5月国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支の黒字額は前年同月比41.8%増の2兆8499億円でした。黒字は16ヶ月連続で、5月としては比較可能な1985年以降で過去最大を更新しております。海外金利の上昇や円安を背景に利子、配当金の収支を示す第1次所得収支が単月で過去最高を更新し、全体を押し上げた模様。
厚生労働省が発表した5月毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比1.4%減少となりました。減少は26ヶ月連続で、過去最長を更新。賃上げの効果が浸透しつつあるものの、マイナス幅は前月(1.2%減)から拡大しております。
内閣府が発表した6月景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比1.3ポイント上昇の47.0と、4ヶ月ぶりに改善しております。2~3ヶ月先の見通しを示す先行き判断指数(季節調整値)も4ヶ月ぶりに上昇。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。