日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比1033.34円安の41190.68円で終了となり、大幅反落。下げ幅は4月19日(1011.35円安)を上回り、今年最大となり、2021年2月26日(1202.26円安)以来3年5ヶ月ぶりの大きさとなっております。

テクニカル的に7月11日時点で相対力指数(RSI)は78%まで上昇、25日平均線との上方乖離率も6.55%まで上昇するなど、テクニカル的な買われ過ぎ感が高まっていたことも意識された模様。一時41188.29円まで下げる場面も見られております。日本は週末から3連休となることから、政府・日銀による円買い介入への警戒感も強まった様です。

目先は41000円を維持出来るかが焦点となりそうです。割り込む様ですと、5月30日の安値37617.0円から7月11日の高値42426.77円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準40589.43円辺りまで下げて来ることも想定されますが、企業の自社株買いが株価を下支えるとの見方に加えて、海外投資家の買いが続くとの見方は多く、安値は買い拾われることが想定されます。

中国では景気減速懸念が再燃し、欧州も景気減速懸念や政治リスクが燻る中、海外投資家の日本株再評価の動きが拡がっている模様。また、円安が海外で稼ぐグローバル企業の収益を押し上げるとの期待に加えて、ドルベースで見た日本株の割安感が強まる中、「持たざるリスク」が意識され始めております。

なお、既報通りJPXのデータによると、7月第1週(7月1日-7月5日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は8793億円の買い越しと、1月第2週に次ぐ今年2番目の大きさとなっております。

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