NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比39.4ドル安の973.9ドルで終了。2週連続で下落しております。
50日平均線を挟んだ揉み合いが続く中、相関性の高い金が急伸したことが好感されて、7月17日に1042.2ドルまで買い進められる場面も見られております。ただ、節目の1050ドルを突破出来なかった事から、買い方の利喰い売りに押される展開になった様で、長い上ひげを形成。翌18日は大幅安となり、7営業日ぶりに1000ドルを割り込んで終了。
2024年4-6月期中国GDP(国内総生産)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比4.7%増と、伸びは前期(5.3%増)から大幅に鈍化。市場予想(5.1%増)も下回り、中国景気の先行き懸念が再燃する中、中国共産党の第20期中央委員会第3回総会(3中総会)で、習近平政権が具体的な経済政策を打ち出さなかったことから、失望売りが拡がった様です。19日も続落となり、一時963.5ドルまで下げる場面も見られるなど、4月25日の安値905.5ドルから5月20日の高値1150.0ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%押し水準981.7ドルを割り込んで来ております。
上値を追いづらい地合いが続く中、3月1日を起点としたアップ・トレンドや100日平均線がサポート・ラインを維持出来ない様ですと、200日平均線辺りまで下げて来ることも想定されますが、FRBによる9月利下げ観測が高まる中、引き続き安値は買い拾われそうです。
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