日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比193.85円高の35025.00円で終了となり、反発。昨晩の米国市場で主要3指数が揃って反発したことが好感された様です。35671.31円まで買い進められる場面も見られたものの、直近高値35849.77円は引き続き上抜くことが出来ずとなっております。
目先は、低金利の円を売って高金利通貨や株式を買う「円キャリー取引」の急激な巻き戻しが一服するか注目されます。前日にも書いた様に、JPXのデータによると、7月第5週(7月29日-8月2日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は1兆0682億円の売り越しと、2週連続で1兆円を超える売り越しとなっております。年初からの累計も9175億円の売り越しに転じる中、海外投資家の動向にも注目が集まりそうです。
指標面から見た割安感が出始めている上に、円安効果の剥落を除けば、大幅な企業の収益悪化や金融不安が起きている訳ではなく、市場が落ち着きを取り戻せば、買い拾いたい向きは依然多い様です。決算発表がピークを迎え、自社株買いの動きも再度強まると見られております。
「天井三日、底百日」と言う格言がありますが、日銀が「タカ派」なのか「ハト派」なのか、市場で意見が割れる中、引き続き円相場は乱高下しており、不安定な値動きが来週も続きそうです。
テクニカル的にMACDの下げ止まりつつある中、目先は35000円台を維持しつつ、7月11日の高値42426.77円から8月5日の安値31156.12円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準35461.51円を上抜くことが出来るか注目されます。上抜く様だと、半値戻し水準36791.45円や200日平均線超えを試すことも想定されます。
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