四半期別 日本の実質GDP
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内閣府が発表した2024年4-6月期GDP(国内総生産、季節調整済み)速報値は、実質で前期比0.8%増、年率換算で3.1%増となりました。プラスは2四半期ぶり。一部自動車メーカーの認証不正に伴う生産停止の影響がなくなり、個人消費が回復。設備投資もプラスになるなど内需がGDPを押し上げた模様。
内需の柱となる個人消費は1.0%増と5四半期ぶりのプラス。自動車の購入が持ち直したほか、外食などの支出が増加。設備投資も自動車関連の支出増で0.9%増となっております。公共投資は4.5%増と、4四半期ぶりに増加。輸出は自動車を中心に増加し、1.4%増と2四半期ぶりに増加に転じております。輸入も1.7%増と2四半期ぶりにプラス。
物価変動の影響を反映し、生活実感に近い名目GDPは前期比1.8%増、年率換算で7.4%増となりました。また、名目GDPの実額は年換算で607兆9037億円と、初めて600兆円を突破。500兆円台に乗せたのが1991年10-12月期で、32年半ぶりに新たな大台に到達しております。2015年に当時の安倍政権が掲げた目標を達成した形ですが、実質ベースの伸びは小さく、物価上昇の影響が大きいと見られております。
四半期別 日本の中国の名目GDP
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