日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比153.26円高の38364.27円で終了となり、続伸。

日銀の植田総裁が衆議院財務金融委員会に出席し、経済や物価が見通しどおりに実現する確度が高まれば「金融緩和の度合いを調整していく」と述べたことを受けて、円高が進んだことが嫌気されて売られる場面もみられたものの、引き続き安値は買い拾われた様です。

今晩は、前日から始まったカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で、パウエルFRB議長の講演が予定されております。

パウエルFRB議長は7月のFOMC後の記者会見で、インフレ鈍化が想定通りに進めば、「9月の会合で利下げが検討される可能性がある」と明言。そのため、今後の利下げについて言及するとの見方が拡がっております。利下げ開始時期に加えて、想定する利下げ幅など具体的内容まで言及する様ですと、投資家のリスク選好姿勢が強まり、39000円台を回復することも想定されます。

一方で、市場では金融市場の落ち着きと共に0.25%の利下げを予想する向きが再び多くなっておりますが、0.50%の大幅な利下げを期待する向きも依然多いだけに、利下げ開始の予告のみに留まる様だと、材料出尽くし感が強まりそうです。

その場合、200日平均線辺りまで下げる可能性もありそうですが、前日にも書いた様に、決算シーズンを通過して自社株買いが活発化していることに加えて、海外投資家の日本株買いが再開しており、押し目は引き続き買い拾われそうです。

 

 

 

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