ゴムRSS(中心限月、日足)

↓クリックすると拡大します↓

 

ゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比1.7円高の375.6円で終了となり、9営業日続伸。豪雨や洪水の影響が懸念され、産地タイの現物価格が上昇する中で、供給懸念を意識した買いが続き、8月27日に360円台を回復。翌28日に3月18日の高値364.0円を上抜いて、年初来高値を更新。その後も、連日で高値を更新する中、本日は380.3円まで買い進められる場面も見られ、2011年8月以来の高値を付けております。

JPXが集計した8月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4136トンで、8月10日時点(4202トン)に比べて66トン減少。減少は12旬連続(入庫は98トン、出庫は164トン)。昨年12月10日時点(3716トン)以来の低水準が続いております。なお、前年同時期の在庫は1万0135トンでした。

在庫のタイト感が強まる中、タイの気象庁は、引き続き豪雨予報を出しており、引き続き供給不安を意識した値動きが続きそうです。テクニカル的にもMACDの上昇が強まるなど先高観が強い模様。長期スパンで見ると、2011年2月18日の高値535.7円から2020年4月2日の安値138.3円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準383.9円を上抜くことが出来るかが焦点となりそうです。

ただ、相対力指数(RSI)が80%を上回る中、急ピッチな上昇に対する警戒感や買われ過ぎ感が強まって来ていることから、8月31日に発表される8月中国製造業PMIの結果次第では、短期的に調整地合いが強まることも想定されます。

 

ゴムRSS市場指定倉庫在庫

↓クリックすると拡大します↓

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。