ゴムRSS(中心限月、日足)
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ゴムRSS3(中心限月)は、8月30日に一時380.3円まで買い進められ、2011年8月以来の高値を付ける場面も見られたものの、産地タイの現物価格に上昇一服感が出始めている上に、テクニカル的に相対力指数(RSI)が83%まで上昇し、急ピッチな上昇に対する警戒感や買われ過ぎ感が強まる中で売られる展開となり、9月2日から5日まで4営業日続落。8月6日の安値309.9円から8月30日の高値380.3円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準353.4円を維持出来ず。5日は一時345.3円まで下げるなど、9営業日ぶりに節目の350円を割り込みました。
ただ、今週は再び騰勢を強めており、9月13日に366.7円まで買い進められる場面も見られております。
上海市場は、引き続き投機主導で買われている模様。9月13日に17000元台を回復しております。それにつられる形で産地価格も反発に転じて来ており、国内市場も再度騰勢を強めている様です。
とは言え、円高基調が強まっていることに加えて乱高下が続く中、360円を上回る場面では上値が重くなり始めております。一方で、MACDが下げ止まりの動きを見せ始める中、押し目買いは入り易くなっているだけに、目先は8月30日の高値380.3円から9月5日の安値345.3円の下げ幅の半値戻し水準362.8円を上抜くことが出来るか注目されます。
なお、JPXが集計した8月31日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3894トンで、8月20日時点(4136トン)に比べて242トン減少しました。減少は13旬連続(入庫は345トン、出庫は587トン)。昨年12月10日時点(3716トン)以来の低水準が続いております。なお、前年同時期の在庫は9213トンでした。
ゴムRSS市場指定倉庫在庫
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