日銀短観

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日銀が10月1日に発表した9月全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス13となり、6月の前回調査(プラス13)から横ばいでした。電気機械が大幅に改善するなどIT関連需要が回復傾向にある一方、中国など海外需要停滞への警戒感も目立ち、強弱両面の要因による綱引きとなった模様。

一方、大企業非製造業はプラス34(前回、プラス33)と、幅広い業種で価格転嫁が進展したのを背景に、2四半期ぶりに改善しております。先行きの景況感は、大企業製造業がプラス14と改善、非製造業はプラス28と悪化を見込んでおります。DIは、業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いた値。

全規模全産業の雇用人員判断DIはマイナス36(前回、マイナス35)と人手不足感が一段と強まっております。特に中小企業非製造業はマイナス47と、過去最低となっております。中小企業の景況感は製造業が0(前回、マイナス1)、非製造業はプラス14(前回、プラス12)と、いずれも3四半期ぶりに改善。

 

 

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