イランの原油生産量

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米金融大手ゴールドマン・サックスは10月4日に、中東情勢の緊迫化でイランの原油生産が混乱した場合、2025年ブレント原油平均価格が従来見通しよりも10-20ドル高くなるとの見方を示しました。

ゴールドマンのアナリストは、イランの日量200万バレルの原油供給が半年間途絶えると仮定した場合、石油輸出国機構(OPEC)が不足分を迅速に補充すればブレント原油価格は一時的に1バレル=90ドルまで上昇してピークとなると予測。その後、OPECが不足分を補充しなければ2025年のピークは90ドル台半ばになるとしております。

一方、制裁強化などを受けてイランからの原油供給が日量100万バレル規模で持続的に途絶えた場合、OPECが不足分を徐々に補充すればピークは80ドル台半ばとなると予測しました。

ただ、現状ではゴールドマンはブレント原油が70-85ドルのレンジで推移するとの見方は変えておらず、供給が大きく途絶えることがなければ2024年第4四半期(10-12月)の平均価格は77ドル、2025年の平均価格は76ドルと予測しております。

 

 

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