NY金(中心限月、日足)
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先週のNY金(中心限月)は、週末比8.5ドル高の2676.3ドルで終了。反発に転じております。
9月26日に一時2708.7ドルまで買い進められて、史上初めて2700ドルに乗せる場面も見られたものの、その後は大台に乗せた達成感から上昇が一服。注目された9月米雇用統計が市場予想よりも強い内容となったため、米労働市場の減速に対する過度な警戒感が薄れる中、FRBが11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で大幅利下げに踏み切るとの見方が後退し、米長期金利が上昇。10月8日に節目の2650ドルを割り込んでおります。
その後、FOMC議事要旨(9月17、18日開催分)が10月9日に公表され、0.50%の大幅引き下げに大多数の参加者が支持したものの、0.25%との主張も一部にあり、下げ幅を巡ってFOMC内で意見の相違があることが明らかとなり、10日に2618.8ドルまで下げる場面も見られるなど、調整安を強いられたものの、引き続き安値は買い拾われております。
FRBによる大幅利下げ期待が後退する中、再度2700ドルを上抜いて行くには新規材料待ちとなりそうです。一方、FRBの利下げサイクルが継続するとの見方に加えて、中東情勢が一段と緊迫化する中、安値は引き続き買い拾われそうで、しばらくは2600ドル台で揉み合うことが想定されます。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は10月11日時点で前週末比1.72トン増の877.98トンと、2週連続で増加しております。
一方、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比2.49トン増加の375.78トンと、8週連続で増加しております。
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