OPEC加盟国の原油生産量

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石油輸出国機構(OPEC)が10月14日に発表した月報によると、9月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量60.4万バレル減少の日量2604.4万バレルと、2ヶ月連続で減少。昨年12月(日量2568.1万バレル)以来の低水準となりました。加盟12ヶ国中、増加した国は4ヶ国、減少した国は8ヶ国でした。

国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量2.3万バレル減の日量897.1万バレル。多くの国が減少に転じましたが、中でも、リビアは前月比日量41.0万バレル減、イラクは前月比日量15.5万バレル減と、減少幅が大きくなっております。

OPEC非加盟は前月比日量4.7万バレル増加の日量1406.0万バレルと、6ヶ月ぶりに増加に転じました。ロシアは前月比日量2.8万バレル減の日量900.1万バレル。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体では前月比日量55.7万バレル減少の日量4010.4万バレルと、2ヶ月連続で減少となっております。

 

OPEC加盟国の原油生産量

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2024年世界石油需要は前年比日量193万バレル増の日量1億0414万バレルとし、前月見通しから日量10万バレル下方修正。2025年も前年比日量164万バレル増の日量1億0578万バレルと、前月見通しから日量21万バレル下方修正。共に3ヶ月連続で下方修正しております。

中国の需要については、2024年は前年比日量58万バレル増と、前月見通しから日量7万バレル引き下げ、3ヶ月連続で下方修正。2025年は前年比日量42万バレル増と、前月見通しと変わらずでした。

 

OPECの世界原油需要見通し

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