ゴムRSS(中心限月、日足)
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本日のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比9.0円安の356.0円で終了となり、6営業日続落。
MACDが下げ基調を強める中、本日も下げ止まらず。8月6日の安値309.9円から10月8日の高値419.7円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準364.8円を維持出来ずに、一時355.3円まで下げる場面も見られております。
追加の景気対策への期待と失望が入り乱れる中、上海市場は大きく崩れておらず、国内主導の動きとなっております。ここに来て鞘が急速に縮まる中、「鞘の変化は、相場の転換」と言う格言が意識され始めているでしょうか。また、産地タイでは引き続き豪雨が続いていると報じられているものの、タイの現物価格(USS3)が下落し始めているため、高値警戒感が拡がっている様です(RSS3の価格は10月1日以降入電無しが続いております)。
本日は一目均衡表の雲に入り込んで来ておりますが、このまま雲を下抜けて、61.8%押し水準351.8円を維持出来ない様ですと、心理的節目の350円を割り込み、9月5日の安値345.3円を意識した動きになって行くことも想定されます。とは言え、国内の在庫は2017年6月以来の低水準で、前年同期の約半分の水準まで落ち込で来ていることに加えて、相対力指数(RSI)が30%に近づき、そろそろ自律反発の動きが出て来そうな気配なことから、節目の350円を割り込む様ですと、短期的に売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われそうです。
なお、JPXが集計した10月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2437トンで、10月10日時点(2562トン)に比べて125トン減少しました。減少は18旬連続(入庫は231トン、出庫は356トン)。2017年6月20日時点(2251トン)以来の低水準となっております(前年同時期の在庫は4431トン)。
ゴムRSS市場指定倉庫在庫
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