石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は11月3日に、12月から予定していたサウジアラビアなど有志8ヶ国による日量220万バレルの自主減産の段階的縮小を1ヶ月延期することを決定しました。原油価格が軟調に推移する中、相場の下支えに動いた様です。ただ、一部の構成国が決められた枠を無視して原油を生産しており、減産の枠組が長期化するなかで形骸化が懸念され始めております。

「OPECプラス」は12月1日に閣僚級会合を開き、来年の生産方針を決定する予定。

なお、ロイター通信の調査によると、10月のOPEC加盟国の原油生産量は前月比日量19.5万バレル増の日量2633万バレルだった模様。リビアが生産を再開し始めているものの、協調減産順守に向けたイラクの取り組みにより、増加幅は限定的となっております。

 

 

 

 

 

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