ゴムRSS(中心限月、日足)

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本日のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比0.6円安の367.3円で終了。4営業日ぶりに反落しております。

11月5日に345.0円まで下げる場面もみられるも、相対力指数(RSI)が30%を割り込む中、突っ込み売り警戒感が台頭。売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われる中で安値修正の動きが続き、11月5日から7日まで3営業日続伸中。上海市場の反発も好感された様です。

MACDが下げ止まりの動きを見せ始める中、10月8日の高値419.7円から11月5日の安値345.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準373.5円を上抜いただけに、このまま半値戻し水準382.4円や一目均衡表の雲を上抜くことが出来るか注目されます。

ただ、8日は379.9円まで上昇する場面も見られたものの、380円台に乗せることが出来ず。戻り売りを浴びる中、長い上ひげを引いて終了。また、産地タイの現物価格は下げ止まっては来ているものの、再度上昇している訳ではなく、現在の動きは上海市場主導の動きが続いております。

中国では11月4日から全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が開催されておりますが、最終日の8日に景気対策向けとして、今後数年間で国債など10兆元超の追加発行を発表するとの見方が出ております。具体的な景気刺激策が示されれば、一段高になる可能性がある一方、市場の想定内の内容に留まれば、失望売りを浴びる可能性がありそうです。

 

ゴムRSS市場指定倉庫在庫

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なお、JPXが集計した10月31日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2264トンで、10月20日時点(2437トン)に比べて173トン減少しました。減少は19旬連続(入庫は401トン、出庫は574トン)。2017年6月20日時点(2251トン)以来の低水準が続いております(前年同時期の在庫は3948トン)。

 

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