四半期別 インドの金需要

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インドではヒンズー教の新年のお祝いである「Diwali(ディワリ)」が、今年は10月29日から11月3日まで祝われます(メインは3日目の10月31日)。ディワリは別名「光の祭り」とも呼ばれ、闇(悪)に対する光(善)の勝利をお祝いするため、ランプや電飾で家を明るく照らす習慣があり、この期間中に高価なものを買うと縁起が良いとされます。また、親戚や友人などと贈り物を交換する伝統があり、贈答用として金や銀の装飾品が好まれるため、金の需要が増加する傾向があります。

なお、インド政府は7月に、金の輸入関税を15%から6%に引き下げると発表。11年ぶり低水準に引き下げられたことを受けて、スイス連邦統計局によると、スイスからインドへの金輸出量は、7月は35.10トン、8月は48.33トンと急増。ただ、その反動からか9月(速報値)は前年同月比67.3%減の5.59トンと、3ヶ月ぶりに減少に転じ、2023年1月(3.21トン)以来の低水準に留まりました。

ドル建て金価格が連日で最高値を更新する中、ルピー建て金価格も最高値を更新しており、インドで金需要が減退しているとの声も出始めておりますが、「ディワリ」商戦で旺盛な需要が見られるか注目されます。

 

スイスからインドへの金輸出量

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