NY原油
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国際エネルギー機関(IEA)の石油産業・市場部門責任者は6月2日に、現在のペースで在庫減少が続けば、夏の需要ピーク期目前に世界の原油在庫が危機的水準あるいは過去最低水準に達する可能性があると述べました。
◆ゴールドマン、原油価格見通しは中国と欧州の需要低迷が下振れリスク
米金融大手ゴールドマン・サックスは5月31日に、同社の2026年10-12期原油価格見通し(ブレントは90ドル、WTI原油は83ドル)について、中国や欧州での原油需要の低迷が大きな下振れリスクになっているとしました。ただ、中東での供給途絶が依然として価格を押し上げる可能性があるとしております。
中国および西欧の4月小売売上高は、同社が既に保守的に見積もっている4月石油需要見通しに対して、日量約200万バレルの下方リスクがあるとし、ブレント原油価格見通しを約10ドル引き下げる可能性があるとしております。
◆ビトル幹部、原油市場はリスク過小評価の可能性
大手石油商社ビトルのバーレーン担当マネジングディレクターであるトム・ベイカー氏は6月2日に、ロンドンで開催されているS&Pグローバル主催の中東石油・ガス会議(MPGC)で、「原油生産は再開が可能かもしれないが、石油製品の観点から見ると、年内に需給が追いつくのは非常に難しいかもしれない」と述べ、イラン戦争が続く中、原油市場は一部のリスクを過小評価しているとの見方を示しました。
ベイカー氏は、原油価格が90ドルの水準では、原油や石油製品の需要破壊を引き起こす要因は現時点で見当たらないと指摘。その上で、「世界は在庫を無限に取り崩すことは出来ず、中国の需要が回復すれば価格はさらに上昇するだろう。唯一の解決策は需要の破壊だろう」と述べております。
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