NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比67.5ドル安の1991.8ドルで終了となり、下落しております。

5月1日に5営業日ぶりに2000ドル台を回復。6日は急伸となり、10営業日ぶりに50日平均線を上抜いた。その後も、南アフリカの減産懸念や非鉄相場の上昇が好感されて買い進められる中、1月26日の高値2925.0ドルから3月23日の安値1703.0ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準2169.8ドルや100日平均線を上抜いて、13日に2217.5ドルまで上昇する場面も見られております。

ただ、堅調な米経済指標を受けて主要通貨に対してドルが買われ、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことや米長期金利の上昇を受けて、14日は反落となりました。白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社が14日に発表したPGM需給レポートで、2026年の世界パラジウム需給が15年ぶりに供給超過になるとの見通しを示したことも嫌気された模様。

なお、2026年の世界白金需給は11.5トンの供給不足になると予測。不足幅は少なくとも統計が遡れる1975年以降で最大となった前年(28.5トンの供給不足)から縮小する見通しであるものの、予想通りとなると4年連続で供給不足となります。

引き続き、米国とイランが戦闘終結で合意出来るかが焦点となりそうです。戦闘終結が近づいているとの見方から下値を切り上げて来たものの、ホルムズ海峡や周辺海域で米国とイランの攻撃の応酬が続く中、早期の合意成立に懐疑的な見方も出始めております。イラン情勢が一段と悪化するようですと、「有事のドル買い」が再度強まる可能性もありそうです。また、先週発表されたインフレ指標で、インフレ圧力の高まりが示されたことを受けて、米長期金利が上昇しており、当面は上値の重い値動きが続きそうです。

テクニカル的は、50日平均線を維持出来ずに8営業日ぶりに2000ドルを割り込んでおります。週明けの時間外取引も軟調に推移しており、、一目均衡表の雲を下抜けてきております。そのため、目先は3月23日の安値1703.0ドルから5月13日の高値2217.5ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準1960.3ドルを維持出来るかが焦点となりそうです。

このまま一目均衡表の雲でレジスタンスを受けるようですと、短期的に61.8%押し水準1899.5ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。ただ、根強い供給懸念を背景に実需を中心とした安値拾いの買いが相場を下支えしそうです。

18日から毎年恒例の「ロンドン・プラチナ・ウィーク」がスタートします。18日には白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」が最新の需給レポートを発表する予定。中東情勢の混迷が長引く中、需要見通しに変化があるか注目されます。

 

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