NY金

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先週のNY金(中心限月)は、前週末比168.8ドル安の4561.9ドルで終了となり、下落しております。

4700ドルを挟んだ揉み合いが続く中、5月12日に4783.4ドルまで上昇するも、100日平均線に加えて、切り下がって来ている50日平均線がレジスタンスとして意識される中、4800ドルを突破出来ず。

上値の重さが意識され始めた上に、堅調な米経済指標を受けて主要通貨に対してドルが買われ、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことや米長期金利の上昇を受けて売りが拡がり、4700ドルを割り込んでおります。インドが金輸入関税を引き上げたことも嫌気されたようで、15日に4513.8ドルまで下げる場面も見られております。

4月米雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者は前月比11.5万人増と、市場予想(6.2万人増)を大幅に上回った。失業率は4.3%と、前月から横ばいとなり、労働市場の堅調さを示す内容となりました。また、先週発表されたインフレ指標でインフレ圧力の高まりが示されたことを受けて、FRBによる年内の利下げ観測が後退。むしろインフレ対応を迫られるとの見方から、年内の利上げを見込む向きが増えております。

CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は5月15日時点で48.7%、年1回の利下げ見込みが0.6%まで低下した一方、年1回以上の利上げ見込みが5割を超えて来ております。

20日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(4月28、29日開催分)が公表されます。同会合では3人が将来的な利下げを示唆する文言を声明に盛り込むことに反対しており、タカ派な内容となるとの警戒感が出ている模様。

また、引き続き米国とイランが戦闘終結で合意出来るかが焦点となりそうです。戦闘終結が近づいているとの見方から下値を切り上げて来たものの、米国が核開発計画と高濃縮ウランの放棄を求める一方、イランはウラン濃縮を国家の権利と主張しており、意見の隔たりは依然大きいようです。また、ホルムズ海峡や周辺海域で米国とイランの攻撃の応酬が続く中、早期の合意成立に懐疑的な見方も出始めております。

イラン情勢が一段と悪化するようですと、「有事のドル買い」が再度強まり、4500ドル割れを試すことも想定されます。ただ、中国が4月に金準備を8.09トン積み増すなど、中央銀行やアジア圏を中心とした実需の買いが引き続き相場を下支えしそうです。

なお、米金融大手JPモルガンは5月17日付レポートで、金に対する投資家の関心が「ほぼ枯渇」し、短期的な需要が鈍化しているとして、2026年金平均価格見通しを1オンス=5243ドルと予測。従来見通し(5708ドル)から引き下げております。

ただ、中期的には強気の見通しを維持するとし、年後編に需要が回復するにつれて、年末までに6000ドルに向けて上昇すると予測しました。

 

SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比3.43トン増加の1037.42トンと、4週ぶりに増加に転じました。

世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.35トン減少の481.28トンと、2週連続で減少。

 

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