日本の対外純資産

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財務省は5月27日に、2024年末の日本の対外資産・負債残高を公表。政府や企業、個人が海外で保有する資産から、海外投資家らの対日投資を示す負債を差し引いた対外純資産の残高は前年末比12.9%増の533兆0500億円と、6年連続で過去最高を更新。ただ、国別でみるとドイツに抜かれ、34年ぶりに「世界最大の純資産国」から2位に後退しております。

対外資産残高は同11.4%増の1659兆0221億円と過去最高で、16年連続で増加。このうち直接投資残高は同13.8%増の351兆8180億円。米国の卸売・小売業向けのほか、英国の金融・保険関連への投資が伸びております。証券投資残高は同12.4%増の693兆8850億円でした。対外負債残高は同10.7%増の1125兆9721億円で、6年連続で増加。同じく過去最高となっております。

国際通貨基金(IMF)公表の為替レートで換算すると、「世界最大の純資産国」となったドイツの2024年末の対外純資産は569兆6512億円。貿易赤字が定着している日本と比べ、貿易黒字国であるドイツの対外純資産の増加ペースが上回ったものとみられております。なお、3位は中国で516兆2809億円、4位は香港で320兆2584億円、5位はノルウェーで271兆8344億円でした。一方、米国は世界最大の純債務国で、対外純債務は4109兆2625億円となっております。

 

国別 対外純資産

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