日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比467.88円安の37965.10円で終了となり、反落。日米関税交渉の4回目の閣僚協議を控える中、買い方の利喰い売りに押されたようです。38000円を割り込んで終了しております。
ただ、200日平均線を上回りつつあるだけに、再度38000円台に戻すようですと、2月19日以来の39000円台を意識した動きになっていくことも想定されます。
ただ、トランプ関税の大部分を違法とし差し止めを命じた米国際貿易裁判所の判決について、二審にあたる米連邦巡回区控訴裁判所が一時的に停止する判断を下したことを受けて、関税政策への先行き不透明感がかえって強まったとの見方が拡がるなど、トランプ米政権の政策を巡って二転三転する状況が続き、積極的に上値を追いづらい地合いとなっております。また、米財政の悪化懸念を背景に、米長期金が高止まる中、国内の長期金利上昇への懸念も依然燻っている模様。
一方で、株主総会の時期が近づく中、自社株買いへの期待に加えて、3月期決算企業の配当金支払いが始まることから、配当の再投資による需給改善期待が高まり易く、引き続き安値は買い拾われそうです。
なお、既報通り日本取引所グループ(JPX)のデータによると、5月第4週(5月19日~5月23日)の事業法人による日本の現物株と先物合計の売買は7178億円の買い越しと、8週連続で買い越し。買い越し幅は2015年12月第1週(7711億円の買い越し)以来の大きさとなっております。
なお、総務省が発表した5月東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.5と、前年同月比3.6%上昇。45ヶ月連続でプラスとなり、2023年1月(4.3%上昇)以来2年4ヶ月ぶりの高い伸びとなっております。米類は93.7%上昇。過去最大の伸びとなった前月(93.8%上昇)から鈍化したものの、高止まりしております。
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