日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比99.26円高の39381.41円で終了となり、3営業日ぶりに反落。米大統領選挙でトランプ氏の勝利が確実となり、昨晩の米国市場で主要3指数が揃って最高値を更新したことを受けて買いが先行。ただ、国内市場は前日に既にトランプ勝利を織り込んで上昇していたため、徐々に買い方の利益確定売りに押された様です。高値は39884.01円に留まり、40000円台には届かずとなっておりおます。明日未明にFOMC(米連邦公開市場委員会)声明を控えていることで様子見ムードも強かった模様。引き続き200日平均線を上回って推移しているだけに、終値ベースでは7月19日以来の4万円台を試す動きが続きそうです。
米大統領選挙でトランプ氏の勝利が確実となり、同氏が主張する法人税減税や規制緩和が企業に恩恵となるとの見方や2016年の米大統領選後に起きた「トランプラリー」の再現を期待する見方がある一方、関税強化より景気が冷やされるとの懸念も根強いことから、株高は短期で終わるとの見方もある様です。
また、トランプ氏が掲げるトランプ減税の恒久化や法人税減税、関税強化は財政悪化やインフレにつながり易く、移民制限も賃金上昇圧力になるとの見方から、米長期金利が上昇基調にあります。インフレ再燃の兆しが出れば、利下げを開始したばかりのFRBが軌道修正を迫られる可能性も懸念され始めているだけに、目先はFOMC声明後の記者会見でパウエルFRB議長が利下げの継続について、どこまで言及するか注目されます。
なお、本日の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時1.015%まで上昇しました。1%台を付けるのは、8月1日以来、約3ヶ月ぶりとなります。
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