米国の財政収支

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トランプ次期米大統領は11月22日に、投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏を財務長官に指名すると発表。米大統領選で経済アドバイザーを務め、トランプ氏の信頼が厚く、財政・経済政策運営の要として期待されております。
トランプ氏は声明で、「ベッセント氏は新たな黄金時代への先導役となる」と強調。世界経済をリードする米国の地位を強化すると共に「基軸通貨としての米ドルを維持する」と表明しました。。
ベッセント氏は、金融業界の中で最も声高にトランプ氏を支持してきた人物の1人。2011年から2015年までジョージ・ソロス氏のソロス・ファンド・マネジメントで最高投資責任者(CIO)を務めておりました。1992年の英通貨ポンド危機で、ソロス氏が仕掛けた金融史上名高い大規模なポンド売りに携わったことでも有名。
米保守系メディアのFOXビジネスによると、ベッセント氏は今夏のイベントで財政赤字をGDP(国内総生産)の3%に抑制すると共に、規制緩和を通じて3%の経済成長率と日量300万バレルの石油増産を目指す「3・3・3」政策を披露。市場では財政規律を重視する「財政タカ派」との見方が拡がっております。
なお、ベッセント氏は11月24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、選挙公約である減税の実現を優先する方針と発言。また、関税の導入、歳出削減、世界の基軸通貨としてのドルの地位維持にも注力すると述べております。

 

 

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