NY原油
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は3月28日に、イスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。米国・イスラエルとイランの戦闘が始まって以来、「初の軍事作戦を実行した」と説明。イランや中東地域の親イラン勢力に対する攻撃が止むまで「作戦を続ける」と表明しました。なお、フーシ派は27日に声明を出し、イラン攻撃が激化すれば軍事介入すると警告していました。
フーシ派は今後、紅海とアラビア海を結ぶ海上の要衝バベルマンデブ海峡一帯で船舶を攻撃する事態も想定され、原油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態にある中、世界のサプライチェーン(供給網)がさらに混乱するとの懸念が出ております。
◆米軍の強襲揚陸部隊、中東に到着
中東を管轄する米中央軍は3月28日に、長崎県の佐世保基地を母港とする強襲揚陸艦「トリポリ」が27日に、同軍の作戦区域に入ったと明らかにしました。トリポリは沖縄駐留の第31海兵遠征部隊を中心とする水陸両用即応群の中核艦。派遣は対イラン地上作戦に備えた動きとみられております。
地上戦を視野に入れた米軍の中東展開兵力は、今回到着した第31海兵遠征部隊を含め計1万7000人規模に達する可能性があります。なお、ワシントン・ポスト紙(電子版)は28日に、国防総省が少なくとも数週間にわたる地上戦の準備を進めていると報じております。
◆ウィトコフ米中東担当特使、イラン停戦へ「近く協議」
ウィトコフ米中東担当特使は3月27日に南部フロリダ州で開かれたイベントで、イランとの停戦に関して米国・イラン両国の高官協議が近く開催されることを「期待している」と述べました。協議では、米国が先にイランに提示した核開発放棄など15項目の停戦計画などについて話し合うとしております。
また、ルビオ米国務長官も同日、米国・イスラエルの対イラン軍事作戦について、地上部隊を投入せずに目標の達成が可能との認識を示しました。中東への地上部隊派遣は「不測の事態」に備えるためとし、軍事作戦は「数週間以内に終結する見込みだ。数ヶ月ではない」と述べております。
◆ホルムズ海峡通航へ「連合体」案
パキスタンで3月29日に、イラン情勢を巡ってサウジアラビアやトルコ、エジプトの各外相を招いた4ヶ国協議が2日間の日程で行われております。
ロイター通信によれば、事実上の封鎖状態にあるホルムズ海峡の通航再開が序盤の議題となり、招待された3ヶ国が同海峡の原油輸送管理を目的に「コンソーシアム(連合体)」形成を提案。パキスタンに参加を持ち掛けた模様。また、この案は既に米国とイランに伝えられたとしております。スエズ運河のような通航料を導入する案もあるとしております。
主宰したパキスタンのダール副首相兼外相は1日目の協議終了後に声明を出し、「戦争を早期かつ恒久的に止める方策」を話し合ったとした上で、「米国とイランの包括的で永続的な和解に向けた有意義な協議を近日中にパキスタンで開催出来ることを光栄に思う」と述べております。また、ダール氏は協議開始に先立ち、イランがパキスタン船籍20隻のホルムズ海峡通過を許可したことを明かしております。1日に2隻が通過する模様。
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