OPECプラス参加国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は2月3日にオンラインで合同閣僚監視委員会(JMMC)を開催。サウジアラビアなど8ヶ国による日量220万バレルの追加自主減産により、「石油市場の安定が確保された」と判断。現行の生産調整を3月まで維持し、4月から2026年9月にかけて段階的に減産量を縮小し、解消する方針を改めて確認しました。「OPECプラス」は現在、世界需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの減産を実施しております。次回会合は4月5日の予定。
なお、トランプ米大統領が先月、石油価格が下落すれば、ロシアによるウクライナ侵攻が終わると主張し、OPECに対して原油価格の引き下げを要求したため、「OPECプラス」の動向が注目されていましたが、ロシアのノバク副首相は2月3日に「OPECプラス」がJMMCで、トランプ米大統領による増産要求について協議したことを明らかにしました。
ノバク副首相は、「部分的に何かと話になった」と言及。「増産の問題は市場分析や現在の取引、取引の効率性の観点から争点となっている」と説明。また、「OPECプラス」の閣僚は原油市場の均衡を図り、足並みを揃える取り組みを重視していると強調しております。
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