OPECプラス参加国の原油生産量
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ロイター通信によると、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の複数加盟国が、6月に原油生産拡大を提案する方針であることが明らかとなりました。具体的な国名は明らかにされていないものの、5月と同程度の増産を望んでいる模様。
なお、既報通り自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志8ヶ国は、5月に日量41.1万バレル増産することで合意しております。
有志8ヶ国は毎月会合を開いて市場の状況や生産計画が守られているかどうかなどを確認する方針を示しており、次回会合は5月5日に開催予定。
◆カザフスタン新エネ相、石油生産水準は国益優先で決定
3月に就任したカザフスタンのアッケンジェノフ新エネルギー相は、ロイター通信とのインタビューで、石油生産水準を決定する際には、「OPECプラス」の利益よりも国益を優先すると述べました。
「OPECプラス」関係者によると、カザフスタンはこの1年間に超過生産を繰り返し、最大産油国のサウジアラビアなど一部の「OPECプラス」加盟国の反感を買っております。なお、カザフスタンの産油量は世界全体の約2%を占め、大半が米シェブロンやエクソンモービルなど石油大手による油田開発事業で生産されております。
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