「OPECプラス」で自主減産を実施している有志8ヶ国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志8ヶ国は、11月2日にオンラインで会合を開催し、12月の生産方針について協議する予定となっておりますが、ロイター通信によると、12月の生産量は11月と同水準の前月比日量13.7万バレル増産で合意する可能性が高い模様。
なお、イラクのアブドルガニ副首相兼石油相は10月27日に業界会合で、OPECが設定した同国の生産割当量を、生産能力(日量550万バレル)に照らし合わせて、見直すように交渉していると述べました。アブドルガニ氏によると、イラクの現在の割当量は日量4470万バレル。イラクがより大きい生産能力を持つにもかかわらず、割当量を順守してきたと強調しております。
「OPECプラス」は、有志8ヶ国の自主減産(日量220万バレル)を9月で終了し、2026年まで続ける予定であった有志国による自主減産枠日量166万バレルの減産を、10月から前倒しで縮小を開始。米国やブラジルなどが供給量を増やす中、価格維持よりも市場シェアの回復を優先する姿勢を見せております。
なお、「OPECプラス」は、原則として参加国全体が実施している日量200万バレルの協調減産と、日量166万バレルの有志国による自主減産を行っております。次回会合は11月2日に開催予定。
※有志8ヶ国・・・・ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、イラク、アルジェリア、カザフスタン、オマーン
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